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「AnimeJapan 2024」トークショーレポート<姫役・白石晴香さん、エクス役・小林親弘さん、バニラ・ペシェッツ役・富田美憂さん>

3月23日・24日の2日間にわたって東京ビッグサイトにて行われている「AnimeJapan 2024」内「ShoProブース」にて、TVアニメ『姫様“拷問”の時間です』のトークショーが開催。姫役・白石晴香さん、エクス役・小林親弘さん、バニラ・ペシェッツ役・富田美憂さんが登壇し、印象に残っているエピソードのほか、いよいよ25日に迫った最終回の見どころ(?)を語りました。

魔王軍に囚われ、秘密を聞き出すための“拷問”と称して手厚い待遇を受ける姫様の、ほのぼのとした軟禁生活を描くハートフルコメディである本作。アフレコ現場でも白石さんが共演キャスト陣から“拷問”という名のイジリを受けているそうで、この日も富田さんに「先ほど会場内を回っていたのですが、角煮バーガーが売っているのを見つけちゃいました。どうする~?」と、劇中さながらの誘惑で白石さんを翻弄します。

そんな富田さんは、本作のイベントに参加するのは初めて。「バニラ役に決まってから原作を読んだのですが、すごくお腹が空く(笑)」と作品の印象を。さらにバニラについては「上級拷問官ではありますが、逆に姫様に翻弄されることが多い。毎回(拷問が)不発に終わってしまいます」と語ります。

一方、バニラの登場を待ち望んでいたという白石さんと小林さん。演じるのが富田さんだとスタッフから聞かされた瞬間、声を揃えて「あ~!」と納得の声を上げたそう。「それくらいピッタリで、いざアフレコが始まっても“やっぱりね!”と思いました」(白石さん)「ずっとそこにいた感じがした!」(小林さん)と富田さんの声のマッチ具合に感動したと言います。

さらに、スタッフの中にも“バニラ推し”が。放送直前の映像チェックの際「バニラはもっとかわいくなりませんか?」と最後までかなりこだわっていたと、MCを務めた中島直⼈プロデューサーが明かします。このステージに小林さん本人を呼ぶか、エクスの剣模型を設置するか検討されていたそうなのですが、そのバニラ推しのスタッフが「小林さんを呼びましょう!」と言ったことで小林さんの出演が決まったとも。小林さんは空に向かって「バニラ推しのスタッフさん、ありがとー!」と感謝を叫んでいました。

富田さんは、この作品に参加して「はるにゃん(白石さん)から聞いたことのない音が出ている!」と印象の違いに驚いたそう。姫様が美味しい物を目の前にした時に不思議な空間に飛ばされるシーンで、“音にならない言葉”を発している白石さん。「“面白い”をやろうとするとスベっちゃったりするのですが、あえて狙わずにやることで良いものが生まれると教えてもらいました」と、この作品に出演したことで学んだことがあると明かしていました。

富田さんにも、アフレコの際に受けた印象的なディレクションがあるそう。バニラが姫様のためにケーキを作るシーン(第9話)で「クリームを混ぜる時の声を“えいっ!”と入れていたのですが、音響監督さんから“う~ん”と唸りながら混ぜてくださいと言われました」とのことで、富田さんは「これはどんな気持ちで混ぜてるんだろう?」と疑問に思ったと言います。さらに、小林さんが「サ行変格活用!」というセリフを7回も撮った。魔王役・玄田哲章さんがひたすら大声を出していた。「クックック……」というセリフにこだわっていたなど、貴重なアフレコ秘話が語られました。

その中で、富田さんが「エクスがトリプルアクセルを飛んでいるシーンがあって……」と最終回のワンシーンをポロリしてしまう場面が。とっさに小林さんが「本当にトリプルアクセルを飛んでいるのかどうか、最終回を見て確認してください!」と上手にフォロー。それによって、集まったファンの間では、ますます最終話が楽しみになったように思えました。

最後に、富田さんは「皆さんの前で“バニラ役の富田美憂です”と言える機会がこれまでなかったので、今日はお話できて楽しかったです」。小林さんは「最終回も一緒に楽しみましょう!」。そして白石さんは「こうして美憂ちゃんが加わってバニラちゃんのお話もできて嬉しかったです。最終話までみんな頑張ってアフレコしたので、ぜひ見てください。今日はありがとうございました!」とメッセージを送り、ステージを締めくくりました。